前日記者会見で、ロイが「ジュリアス・シーザー」のアントニウスの台詞の一部を引用したのが、すっかりフィリファンのいぢられネタとなっていたが(詳細は下)、アントニウスの引用ってちっとフキツなものを感じた私はアホくさいくらいナーバスなのだったが、ある意味当たっていた(タメイキ)、しかしながら今日のロイはそれでは終わらなかった。
シーズン中を見ていたらよくわかることだが、今季のロイは初回によく失点するのだった。立ち上がりのまずさもあろうが、相手チームが積極的に仕掛けてくるのも功を奏していた。リードオフにリードオフらしい働きをきっちりとする選手のいるチームには、とりわけ苦労している。今日はファカールがその点期待通りであった。
ファカールに2盗され、プー様に四球、そして直後バークマンに3ラン。PO開始の浮かれた気分にいっぺんで冷水をかけられる展開だ。元フィリで、ペン君ディールで現アストロズのコサート君が、"Really Roy? berkman a first pitch FB after a walkkkkkkk"などとtweetしやがる。うさいよ、チミ。
「バークマンに打たれたのはダメ球。高めで真ん中」(ロイ)だが、「彼は直後少し荒れていたが、ロッキーのように立ち上がって行ったよ」(チャーリー)と言う通り、いつものロイに戻って、いやいつものロイ以上になって鬼ピッチ展開。彼がもっとも注意するメンタル面を整えて、それ以上の得点を許さなかった。

しかし、強いと言われていても何度も見たぞ、それきりの試合は。彼が立ち直っても打てなきゃ勝てん。対ローシュの場合は、いったんダメサイクル(=打てない)に落ち込むとあれよあれよと言う間に試合が終わってしまう、そんなことが平気で起こるのであるが、前半はそういう兆しがバンバン出ていた。
だが、アトランタ戦から調子を戻してきたチェイス、首輪&2番は彼にとって非常に有効だが、POにもそれが持ち越されて4回、ローシュのノーヒターを破る2塁打。それをシェーンが返して1点。こりゃ打線の根競べだなと6回、先頭のジミーが安打で出塁、チェイスはこんときゃ何?の三振(バットに八つ当たりしてるぞ)、しかしペン君がヒット、その後粘ったライアンが

一挙に逆転。昨年CSでの最後の三振の意趣返し、成る!(1年越し)
よくぶっ飛ぶなあ。セカンドデックの壁に当たって落っこちる、やったオレ!(←小さいガッツポーズの意)が出る。ペン君「とんでもない瞬間だったよ」
直後シェーンがヒット、ラウルが2ラン。7回にもロイのカムバッカーからジミー、チェイスと3連打、ライアン犠飛、シェーン、ラウルとタイムリー連打。8回にはチェイスのダボーからペン君タイムリー。チェイスは今日猛打賞。得点となるダボー2本も打っているが、ハイライトビデオに一個も出ん(苦笑)。
ロイは8回105球、被安打3、失点3、四球1、奪三振8個と、すべては魔の1回だった、という投球内容で降板、9回には上がりまくってぜんぜん自分をコントロールできなくなったステューが、1死満塁という危ない展開に陥れるが、結局マドが締め役、シューマーカーにダボーを許してきっちり失点をステューにつけ、あとは2三振奪って終了。なんだこの3点は、と思わなくは無いが、カーズの悔しさを少しそいでおくことにもなろう(ものは考えようだ)。
今日の試合は、ドクトーバーモードのロイやライアンが「らしかった」ということと、大いに手前味噌に「復活チェイス」である。ステューのダメぶりも、あと何年か後に最初はこんなだ、とネタにされやすい典型であった。しかし、明日はまた違う明日である。チューチがホワイトボードに10 masと書いたそうだが、2個目のまばゆいリングまで、あと10勝である…明日はロイの友達クリカンvsリー様。
*アントニウス引用…「私は彼を葬りに来たのであって、賞賛しに来たのではない」(シーザーの遺言を公開する前の長い台詞の冒頭)
ファンによるいぢられネタ化…「投げるか投げざるか、それが問題だ」など(←たいていひどくすべっている。投げなきゃ勝てんだろ)
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